【本の紹介】子どもの困った!行動がみるみる直るゴールデンルール
著者:河野 俊一



※エルベテーク(代表:河野 俊一)の出版物です。

【はじめに】
 「子どもの気持ちを優先する」「子どもの自主性を尊重する」「ほめて育てる」
 これだけ聞くと、なんだかとてもいいことのように聞こえます。もちろん必要なことでしょう。でも、現在の子育て論の中で具体的にどういう意味で使われているのか。
 簡単に言うと、子どもがわがままや口ごたえをしても叱らずに、まず子どもの言い分を聞いてあげる、子どもの気持ちが傷つかないことが最優先、ということのようです。
「気持ちが傷つく」ということを自体ずいぶんあいまいな定義という気がしますが、そもそも、いけないことをいけないと注意する、誤りを指摘して正しい方法を教える、それだけのことをするのに躊躇しなければいけないなんて・・・。

 そんな状況に、「なんか変だな」と思いつつも、周りの目が気になって言い出せないままになっているお母さん、「ちょっと行き過ぎじゃないかな」と気づいてはいても、ではどうしたらいいのかわからずに困っているお父さんが大勢いるのではないかと思います。

 本書で紹介する子育ての基盤となる考え方は、なにも特別目新しいものではありません。おそらくどの時代でも行われてきたであろうごく当たり前のやり方です。そして、言い方を換えれば、時が変わっても通用する普遍的な方法だと言ってもいいでしょう。

 どうふるまえばいいのかわからない。そんな場面が子どもにはたくさんあります。そのとき一番困っているいるのは子ども自身です。それを一つひとつていねいに教えてあげることで、子どもは子どもなりに教えてにしたがって自身をつけ、成長の形を具体的に見せてくれます。
友だちの家に行ったとき、笑顔であいさつし、脱いだ靴をきちんとそろえる。
食事中、汚れた口元を自分のハンカチでそっとぬぐう。

 こんな行動がさりげなく取れたら、周りの人は関心するとともにさぞほほえましく思うでしょうし、それを感じ取った子どもは誇らしい気持ちになるでしょう。

 無邪気に遊ぶ子ども、それはそれでかわいいものですが、何をすべきか自分の頭で考え、行動に移すその姿にこそ、親は子どもの確かな成長と子育ての手ごたえを実感できるのではないでしょうか。

 子育てで困った時にどうすればいいのか、困らないためにどうすればいいのか、本書がそのお役に立てれば幸いです。

【コンテンツ】
親のちょっとした工夫で、こんなに素直ないい子になるなんて!
伝えたいことを、子どもの心にまっすぐ響かせる目からウロコのコミュニケーション法、教えます。

何をするにも、いやいやばかり。せっかく作った食事も、全然食べてくれない。お外に行けば、泣いて暴れて、いたたまれない。一体どうしたらいいの?
子どものこんな「困ったアレコレ」に、目からウロコの対処法、教えます。子どもと過ごす時間がいまよりもっと楽しくなる、あとあと困らないためのゴールデンルール10章。

(目次)
[ルール1:いやいや・わがまま・反抗期]
反抗期って、反抗することを覚えさせる時期ではありません!
親や大人の言葉を素直に受け入れることの大切さを学び、成長のスタートラインに立つ重要な時期なのです。

[ルール2:たたく、物を投げる]
放っておいたら、どんどんエスカレートするのが「たたく」「物を投げる」。
「絶対にしてはいけないこと」があることを理解させることが大切です!

[ルール3:食事の習慣とエチケット]
どうやって食べればいいか、教えてもらっていないから、知らない、わからない、できないだけ。
きちんとルールを教えれば、どんな子どももちゃんと食べるようになります。

[ルール4:手洗い・歯磨き・着替え・お風呂]
「ゆっくりでいいよ」「遊びながら」がくせ者です。
身支度はセットで覚えさせれば大丈夫。

[ルール5:うそをつく、言い訳をする]
それは大人が、子どものうそや言い訳を誘っているから。
うそをつかなくていい問いかけを心がけましょう!

[ルール6:おむつはずしとトイレ]
「のんびりと」「焦らないで」という考え方は大きな勘違い!
おむつはずしは、自立した子どもに育てるための第一歩です。なるべく早くおむつから解放してあげましょう!
[ルール7:公共の場で騒ぐ、大きな声を出す]
「1回だけだよ」がエンドレスになっていませんか。
子どもがしてはいけないことをしたとき、人前でも上手に叱ることができれば、外出もぐっと楽になります。
[ルール8:あいさつと正しい言葉遣い]
子どもの世界が広がれば、悪い言葉から一生遠ざけておけるわけもありません。
悪い言葉を知っても、使っていいかを自分で考えられる子どもにしましょう。
正しい言葉遣いは一生の宝物です!

[ルール9:片づけと物を大切に扱う習慣]
自分が使ったものをきちんと片づける習慣は、物を大切にする気持ちも育てます。
習慣化できれば、子どもは一生片づけで悩まなくて済みますから、「定位置を決めて」「使ったら戻す」をセットで教えましょう。

[ルール10:ほめ方と叱り方]
どんなときに叱って、どんなときにほめるのか。
このポイントだけ押さえておけば、他には何もいりません!

【本の解説】
 長年の経験と実績に基づいた、子どもの「困ったアレコレ」の対処法を紹介しています。
子育てに迷われている方は是非お手に取り、試しにお読みいただければと思います。
実践に移しやすいよう具体的な接し方・教え方をまとめてますので、お子さまの困った行動にも迷いなく対処できるはずです。
もちろん、発達上問題の無いお子さんの場合にも参考にしていただけます。

 リアリティをもってもらいやすいように子育てに悩む3人のお母さんが登場するマンガやイラストによる説明もありますので、読みやすい構成です。

 子どもに流されることによって、子どもは大人の注意を受け入れて行動を改めるきっかけを得られず、大人は子どもに教え学ばせる機会を逃しているのではないでしょうか。
「悪いことは悪い・いけないことをしたら叱る」「目を見て・短い言葉で伝える」「何がいけなかったのか考えさせる」の大切さを再認識できます。
時代の変遷ととも、親と子どもの取り巻く環境も変わりますが、教えるべきことは、今もこれからも変わらないという一貫した考えを重要としています。

【著者のプロフィール】
河野 俊一(エルベテーク代表)
1951年鹿児島県生まれ。九州大学工学部卒業。エルベテーク代表/医療法人エルベ理事。版・教育関連会社を経て、1996年に幼児・小中学生と発達の遅れを抱える子どもを対象とした教室を開設。現在、川口・青山・ロサンゼルスの各教室を運営。
その他『発達障害の「教える難しさ」を乗り越える』(日本評論社)、『自閉症児の学ぶ力をひきだす』(日本評論社)、『誤解だらけの「発達障害」』(新潮新書)、『発達の遅れが気になる子どもの教え方』(主婦の友社)など

【その他】
出版社:新潮社
出版日:2013/7


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